予知夢? パート10

Sさんが入ろうとしていたコンサルの先生はIさんと言いました。

Iさんは有名なアメリカの大富豪のビジネスパートナーでした。Iさんは、本も執筆していました。若い頃ホームレスの経験があり、彼の初めてのメンターは

ホームレスでした。会社を経営して倒産し自己破産から這い上がった人でした。

 

そんな多忙な人が、私の為に3時間ぐらい使ってくれました。家賃の安い部屋まで探して不動屋さんに聞いてくれたのです。Iさんは、別に離婚を勧めた訳ではありません。私も別に離婚するとは一言も言っていません。

でも、私のモヤモヤはスッキリしました。これまでも、何度も無理かもと思っていました。その都度良い話しが湧いて出てくるのです。私自身の予知夢にも縛られていました。

 

私は、Sさんには断ってきたとしか言いませんでした。Sさんは、Iさんから電話がありコンサルは奥さんの名前に書き換えるからと云われたと話すのです。私は、断ってと伝えました。

私は、離婚の話はまだ切り出しませんでした。

 

2〜3日後に離婚の話しを切り出しました。Sさんは東京を離れると言うのです。自分の故郷に帰ると言うのです。私は付いていかない離婚をして欲しいと伝えました。Sさんは覚悟していたのでしょう。無言でした。

 

私の頭はもう先の生活の事で一杯でした。Sさんがお母さんに伝えているのを別の部屋で聞いていました。お母さんは「土下座して謝ったら許してくれるよ。」と的外れな事を言っていました。

 

私は、住み込みで働ける所を探していました。自分の荷物は全て処分です。住み込みで働く説明会の予約を入れた朝です。これまでの経過を話していた友達に報告の電話を入れました。彼女は大反対でした。私の身体を心配したのです。もっと色々な行政調べてと言うのです。私は、説明会に断りの電話を入れました。白紙状態です。最悪、Iさんの会社の社員にして貰い借金するしかないと思っていました。

私は、この時、この生活をこのまま続けるよりは、どんなふうになろうとマシだと思っていたので不思議と不安はありませんでした。続きは次回にします。お楽しみください。